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中橋愛生(NAPP)の不定期日記
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 ちょっと時間が経ってしまいましたが、吹奏楽コンクール全国大会の大学の部/職場の部/一般の部に行ってきました。

 大学の部に関しては、来月号のバンドジャーナルに感想などを書いていますので、そちらをお読み下さい(と、宣伝)。読み方によって色々な捉え方ができる文章になっているのではないかと思います(意味深)。

 職場・一般の部について、気になった団体に触れてみたいと思います。

 ヤマハ吹奏楽団浜松は、個人的には金賞だと思ったのですが・・・・・自由曲の清水作品は前半から後半への推移が急激過ぎたので「?」と思って作曲者本人に訊いてみたら、やはりカットされているとのこと。全曲を聴いてみたいものです(初演の定期には行けなかった)。

 NTT東日本東北は少人数で、技術的にももう少しの頑張りが欲しかったのですが、小山清茂の「おてもやん/もぐら追い」という選曲に心から拍手。

 阪急百貨店は、鈴木先生亡きあとが注目されています。日本の洋楽受容史においても重要な、伝統あるバンドですから、今後の活動の充実を願ってやみません。そうした意味でも、今年コンクールの舞台に戻ってきてくれたことは嬉しく思います。

 NTT東日本東京は、正直あまり今まで記憶に残っていなかったバンドだったのですが、今年の演奏に感銘を受けました。今年のNTT勢は快挙ですね。賞に関わらず、です。


 一般の部は大熱演。正直、どのバンドが金賞でもおかしくない、非常にハイレベルなコンクールでした。日本の吹奏楽のレベルはここまできたのか、と、変な感慨を持ちました。
 どのバンドも水準を軽く超える演奏でしたが、そのなかでも特に「痛くないフォルテ」が出せる、つまり、音色のコントロールという概念を持っているバンドが更に上の次元に達していたのではないかと思います。

 大津シンフォニックバンドは、その自由曲の圧倒的な迫力が素晴らしかったです。この高昌帥「ディテュランボス」もぜひセッションレコーディングで聴いてみたいですね。

 大曲吹奏楽団は独自の解釈が面白かったです。課題曲・自由曲ともに木下牧子作曲、という組み合わせもよい効果となっていたと思います。この自由曲「ゴシック」も全曲をセッションレコーディングで残しておきたい曲ですね。

 東京正人吹奏楽団は、課題曲Iはここの演奏が一番しっくりきました。自由曲ブルジョア「ウインド・ブリッツ」は知らない曲でしたけど、初めてでも惹き込まれました。それだけの快演。

 横浜ブラスオルケスターは私は金賞だと思ったのですが・・・・・ややサウンドが鋭角的過ぎたのか?でも曲に対してのアプローチとしては間違っていなかったと思うのですが。自由曲では、その高昌帥「陽が昇るとき」を抜粋して再構成した際の完成度の高さに感服したました。こういった点での「楽曲解釈」は評価の対象とならないのは残念です(まぁ、それを審査員に要求するのは酷ですが)。

 創価学会関西は壮絶な演奏でした。私の「科戸の鵲巣」は聞いた感じ以上に難しい曲なのですが、実に素晴らしい演奏でした。カットは残念ではあるのですが(コンクールだから仕方がない、というのは百も承知の上で)、それを補って余りある秀演。


 後の演奏は、創価関西の演奏直後にホールを出た(創価関西に挨拶に・・・・・実はそれが初対面)ので聴いていません。


  〜〜

 さて、コンクールも終わり、興味深い吹奏楽の演奏会を幾つか。


 そろそろ東京佼成ウインドオーケストラ作曲賞の本選会(11/26)も近づいてきました。

http://www.tkwo.jp/comp/index.html

 今後のこの賞の行く末を占う意味でも、第一回目は実に注目です。

  〜〜

 SHOBIディプロマ・ウインドアンサンブルの演奏会(11/25)

http://www.shobi.ac.jp/wind/schedule/sche4.cgi#60

 これもマクミラン「ソウェトの春」の日本初演、マグヌス・リンドベルイ「グラン・デュオ」の改訂版初演が注目です。後者は改定前の版がCDで出ていますので、聴き比べてみるのも面白そうです。

  〜〜

 国立音楽大学ウインドアンサンブル(ブラスオルヒュスターではないです)の定期演奏会(12/3)も注目です。

http://tokyo.cool.ne.jp/kcm_brass/concert/index.html

 岩河三郎「冬山に逝ける若者への祈り」は実際に聴ける機会がほとんどないので、貴重ですね。
 また、私としては北爪道夫「フェスタ」と田村文生「スノー・ホワイト」がどのような演奏になるのか(そして微妙に解説も)気になるところです。

  〜〜

 また、日本現代音楽協会の主催による「吹楽IV」(3/24)のプログラムも発表されています。

http://www.suntory.co.jp/suntoryhall/perform/list0703.html#P24M1

 思うところは一杯あり、多くは語りませんが、もうちょっと何とかならなかったのでしょうかね。
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性別:
男性
誕生日:
1978/06/19
職業:
作曲家、のはず
自己紹介:
作曲家。
東京音楽大学・非常勤講師(作曲)。
NHK-FM「吹奏楽のひびき」担当。
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