中橋愛生(NAPP)の不定期日記
 8日に東京佼成ウインドオーケストラ作曲賞を聴いてきました。

 ファイナリストは、

 平野達也(日本)
  吹奏楽のための「ノットゥルノ」

 ブライアン・ハーマン(カナダ)
  ダイアレクティクス・フォア・ウインドアンサンブル

 稲森安太己(日本)
  吹奏楽のための「グランド・アラベスク」

 フランシスコ・ザカレス・フォルト(スペイン)
  デ・カウシス

 山内雅弘(日本)
  宙のとき〜吹奏楽のための〜

 の5作。


 審査員は、

 湯浅譲二(委員長)
 ダグラス・ボストック(招待審査委員)
 姜碩煕(招待審査委員)
 石田一志
 北爪道夫
 西村朗
 松下功


 結果は下記の通り。

1位 山内 作品
2位 フォルト 作品
3位 稲森 作品

 <フェネル特別賞>(佼成の団員の投票で決まる)
  フォルト 作品

 <審査員会特別賞>
  平野 作品


 詳細はバンドジャーナルに書くので、そちらをご参照下さい。
 この一ヶ月くらいで、私の作品を演奏して頂ける演奏会(コンクール含む)のご案内です。


・10月12日(月・祝)

 「ヨコハマ開港150周年祝祭コンサート」
  横浜みなとみらいホール
   開場 14:20、 開演 15:00

 世界的太鼓ドラマー、ヒダノ修一さんのソロ、岩村力さんの指揮、シエナ・ウインド・オーケストラと、市民参加の金管と桶太鼓のバンダ隊、という豪華メンバーで新作2曲を初演して頂きます。

 1曲目「太鼓と吹奏楽のための祝典序曲≪そして時は動き出す≫」は、ヒダノさんをソリストとした11分ほどの協奏的祝典序曲。
 たくさんの和太鼓を組み合わせたものを華麗に操るヒダノさんの勇姿を堪能下さい。その素晴らしいパフォーマンスはYouTubeでも見ることができます。

 2曲目「《邂逅の時》桶太鼓群、金管群と吹奏楽のための」は、横浜市を中心に公募で集められた桶太鼓と金管の総勢100名近くの大バンダ隊(金管は2群)を使った5分ほどの曲。≪そして時は動き出す≫と連作になっていて、続けて聴くと分かるような仕掛けが施してあります。

 このコンサート、第一部はシエナ・ウインドのステージ、第二部はヒダノさん率いる太鼓マスターズのステージ、そして第三部が合同演奏(私の2曲)となっています。
 詳しいプログラムはこちらから。


・10月12日(月・祝)

 「東日本学校吹奏楽大会」
  札幌コンサートホールkitara

 上記コンサートと同じ日なのが残念ですが、いわゆる小編成部門の最上位大会に当たる、このコンクールで、北海道の北見商業高校の皆さんが「閾下の桜樹」を演奏して下さいます。
 北見商業の皆さんは非常に熱心で、練習に私を招いて下さいました。少人数のため編成を満たせず、なおかつ時間の関係でカットをしないといけなかったため、一部「北見商業バージョン」を作成したのはいい思い出です。
 道大会で三位だったため、北見商業高校はフェスティヴァル部門での出場です。さて、どのようなことになるのか、興味深いところです。


・10月18日(日)

 「さいたまファンファーレクラブ・第14回定期演奏会」
  彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
   開演 14:00

 2005年に書かせて頂いたブラスアンサンブル曲「サルムの光」に続いて、新しく2曲を加えて完成させた「ペガスス座三部作」の、全曲初演をして頂きます。
 フラリッシュ「サルムの光」、コラール「マタルの涙」、トッカータ「マルカブの矢」の3曲です。
 演奏会全体の詳細はこちらから。


・10月18日(日)

 「全日本吹奏楽コンクール・職場一般の部」
  名古屋国際会議場

 もはや何の説明もいらない催しですが。
 今年も数多くの団体に、拙作を演奏頂きました。全ての皆様に感謝致します。
 惜しくも全国まで来れなかった団体も多くあったことかと思いますが、それぞれが私の曲を舞台に、様々な思いを交歓して下さったであろうことを、とても有り難く思っています。

 今年の全国大会には、全部で3つの団体が私の作品で進んで下さいました。
 そのうちの2団体が、職場・一般の部での演奏です。

 まず、前半2団体目に登場する相模原市民吹奏楽団さんは、「閾下の桜樹」を演奏して下さいます。
 相模原市吹さんは「響宴」でこの曲が紹介される前に、この曲にご関心頂き、それから熱心に取り組んで下さいました。

 そして、後半4団体目の鏡野吹奏楽団さんは、「星を釣る海」を演奏して下さいます。この曲は、鏡野吹奏楽団さんの委嘱で書かせて頂き、今年の5月に初演して頂きました。


・10月24日(土)

 「全日本吹奏楽コンクール・中学の部」
  普門館

 こちらも同じくコンクール全国大会。
 後半6団体目に登場する湯沢南中学校の皆さんが「科戸の鵲巣」を演奏して下さいます。
 この曲を全国で演奏して頂くのは、今年が4年目なのですね。皆様に感謝です。


・11月3日(火・祝)

 「日本管楽合奏コンテスト」
  文京シビックホール

 日本管打・吹奏楽学会主催による大イベント。今年の全国大会・高等学校B部門で、作新学院の皆さんが「閾下の桜樹」を演奏して下さいます。
 作新学院の皆さんは、吹奏楽連盟のコンクールでも「閾下の桜樹」を自由曲として演奏して下さいました。
 ちなみに、元々なかったティンパニ、アルトクラリネット、ハープのパートを加えた演奏ですが、これらのパートは私が四条畷学園高校さんの依頼で書き加えたものです。
 来年3月に、このようなイベントがあります。

http://www.nhk.or.jp/saga/event/e-det0030.html

 佐賀県吹奏楽連盟が50周年ということで、一般公募の吹奏楽団を結成して記念演奏会をするのだそうです。

 それに合わせて佐賀出身ということで、私が一曲書かせて頂く運びになりました。
 (生まれは長崎なのですけど、まぁ、育ちが佐賀なので。武雄市出身とありますが、嬉野で過ごした期間の方が長いのです)

 ゲストは須川さん(佐賀県生まれですが、こちらは育ちは浜松)。別に新曲はコンチェルトではありません。

 今月末がメンバー募集の〆切になっています。佐賀県内在住の18歳以上の方、ぜひご参加下さい!
 MOSTLY CLASSIC(モーストリークラシック/産経新聞社)の9月号は、「ブラスの力」と題して、吹奏楽の特集が組まれています。

 その内容は、次の通り。

・池辺晋一郎:巻頭言
・佐渡 裕 :僕が吹奏楽を振る理由
・佐伯 茂樹:栄光の管楽器アンサンブル
・樋口 幸広:吹奏楽の新潮流
・堀江 昭朗:金管楽器のスタープレーヤーたち
・須川 展也:サクソフォンのカリスマ
・富樫 鉄火:吹奏楽の楽器と編成
・佐伯 茂樹:吹奏楽の歴史
・建部 知弘:スーザとリード 2人の巨人
・中橋 愛生:ブラスを知り、ブラスを楽しむための16の厳選ディスク
・松本 学 :ウィーン・フィルとヤマハの管楽器
・ オケマンが語る「出発点は吹奏楽」
・渡辺謙太郎:オーケストラコンサートで聴くブラス
・富樫 鉄火:全日本吹奏楽コンクールとは
・ 高校野球とブラス
・中沢 けい:エッセー 沈む夕日の音
・吉村 渓 :ボーダレス・ブラス
・ メディアに踊るブラス
・ ブラスの現在


 私もCD紹介のコーナーを書かせて頂きました。
 以下、私の持ち分に限定してのお話。

 16枚のうち、8枚が「クラシック・ファンに聴かせたい吹奏楽のCD」、残り8枚が「吹奏楽ファン(というか、吹奏楽しか聴かない人)に聴かせたい吹奏楽のCD」という内容になっています。
 枚数も、一枚当たりの字数も指定だったため、16枚のセレクトは迷いましたが、なんとか面白いラインアップになったのではないでしょうか。

 「クラシック・ファンに聴かせたい」となったら、「吹いたことが無い人向け」(=青春の想い出効果でつまらない曲が名曲になる、ということと無縁)の曲になるわけで、どうしたものかと。でも、「スイソウガク」してる曲も紹介しないと、この特集の意義が無くなっちゃうわけで。

 「吹奏楽ファンに聴かせたい」は、そもそも「モーストリー」を読んでいるような人に「吹奏楽しか聴かない」人はいないわけで(笑)
 つまり、選者(私)の選定傾向がどういうものなのか、ということを推し量る材料として機能する方が大きいのではないかなぁ、と。
 まぁ、ちょっと捻ったセレクトになったと思います。


 どちらかと言えば、「これまで吹奏楽なんて聴いたことないけど、まずどれを聴けばいいのかな」という人向けの内容にしてみました。
 他の記事が「誰が、どんなことを書くのか」ほとんど知らなかったので、「たぶんこんなのがあるんだろうな」ということを推測して書いたのですが、ドンピシャにはまってて、ちょっと笑っちゃいました。


 最新号は、モーストリーのサイトで、ちょっとだけ見ることができます。
<7.18 追記>
 下記の内容、募集締め切りは過ぎましたが、継続して参加者募集中です。
 定員になり次第、終了となります。

 〜追記ここまで〜〜


 今年が横浜開港150周年ということで、横浜では色々なイベントが行なわれています。

 その一環として、横浜みなとみらいホールの主催で、吹奏楽のコンサートが企画されています。
 そのコンサートのために委嘱を受けて、2曲、書かせて頂くことになりました。

 1曲は世界的に活躍されている太鼓ドラマーヒダノ修一さんをソリストとした、「太鼓と吹奏楽のための祝典序曲《そして時は動き出す》」。
 もう1曲は、市民参加の桶太鼓群・バンダ金管群が加わる「《邂逅の時》桶太鼓群、金管群と吹奏楽のための」。

 で、この後者の作品の初演に際し、バンダに加わって下さる市民(中学生以上)の方を募集しています。
 数回の練習では、シエナ・ウインドの方々の指導を受けられるので、そうした点でもお得な感じです。

 本番は10月12日(月・祝)で15時開演予定。
 バンドはシエナ・ウインド・オーケストラ、指揮は岩村力さんです。

 プログラムは以下の通り。

<第一部 〜シエナ・ステージ>

 池辺晋一郎:ヨコハマ・ファンファーレ
 P.フィル:ヘイル・コロンビア
 R.W.スミス:海の男たちの歌(船乗りと海の歌)
 杉浦邦弘:ヨコハマ物語
 C.ドビュッシー:交響詩「海」より3. 風と海との対話

<第二部 〜ヒダノ・ステージ>

 ヒダノ修一 with 太鼓マスターズ

<第三部 〜合同ステージ>

 中橋愛生:太鼓と吹奏楽のための祝典序曲《そして時は動き出す》
 中橋愛生:《邂逅の時》桶太鼓群、金管群と吹奏楽のための


 バンダに関する情報、応募要項は、下記のホール発表内容の通りです。

  〜〜ホール発表内容 ここから〜〜

横浜みなとみらいホールでは、来たる10月12日(月・祝)に、岩村力指揮 シエナ・ウインド・オーケストラ、ヒダノ修一(太鼓ドラマー)の出演で、「ヨコハマ開港150周年祝祭コンサート」を開催いたします。横浜開港150周年を盛大に祝う、このコンサートの第3部では、今回の為にNHK−FM「吹奏楽のひびき」でもおなじみの作曲家、中橋愛生に委嘱した祝典曲を、市民参加のブラス隊と太鼓隊が、シエナ&ヒダノら豪華出演者と同じ舞台で壮大に奏であげます。

 今回このブラス隊・太鼓隊への参加者を大募集いたします。横浜の開港150周年を祝い、みんなで作り上げる祝典コンサートにぜひご参加ください。あなたのご参加をお待ちしております!!

【応募資格/参加条件】

1. ワークショップ・練習(7月〜)に毎回参加できる方。
-横浜在住、在勤、在学の方を優先とさせていただきます。
-欠席・遅刻の多い場合、リハーサル・ゲネプロ不参加の場合は、ご出演いただけません。
2. 中学生以上の方。(中学生・高校生の参加には保護者の同意が必要です。)
3. 楽譜が読め、応募楽器の演奏経験があり、楽器の持参ができる方。(楽器の貸出はいたしません。)

●募集パート:合計150名
 太 鼓・・・かつぎ桶太鼓 (50名)
 ブラス・・・トランペット(50名)、ホルン(20名)、トロンボーン(30名)
●参加料 ・・・ ワークショップ5回、リハーサル、本番込み。
         一般¥5,000 / 中学生・高校生¥3,000
●指 導 ・・・ ブラス:シエナ・ウインド・オーケストラ メンバー
         太鼓:ヒダノ修一

●ワークショップ会場&日程 ・・・ 横浜みなとみらいホール内の施設。(原則19時〜21時)

太 鼓 : 7/23、8/4、8/21、9/18、9/23
ブラス : 7/23、8/17、8/23、9/18、9/23
* 公演リハーサル: 10/10(土)・・・午前予定、詳細後日。
* 公演日: 10/12(月・祝)・・・午前集合、詳細後日。

*参加者の皆様には、コンサートの第3部「合同ステージ」の中で演奏される、中橋愛生作曲(委嘱新作)の演奏にご参加いただきます。

申込締切: 7月10日(金) 必着
問合せ/045−682−2020 横浜みなとみらいホール事業企画グループ

応募要項(PDFファイル)

  〜〜ホール発表内容 ここまで〜〜


 皆様のご応募をお待ちしております!


#実は10月12日は東日本学校吹奏楽大会の日でもありますので、
 中高生の方は予定を確認して応募して下さい
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プロフィール
HN:
NAPP
年齢:
31
HP:
性別:
男性
誕生日:
1978/06/19
職業:
作曲家、のはず
自己紹介:
作曲家。
東京音楽大学・非常勤講師(作曲)。
NHK-FM「吹奏楽のひびき」担当。
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