中橋愛生(NAPP)の不定期日記
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昨日の朝7時に、新曲 Concert[o] Piece "Semantic Errors" の楽譜を発送しました。いやはや、最後のほうは二日合わせて睡眠時間5時間くらい、という修羅場でした。基本のスコアデータ自体は6月9日に完成したのですが、レイアウト修正やパート譜作成に恐ろしく手間取り、こんな結果に。パート譜のお手伝いをお願いしたS君まで巻き込んで、半死人が出来上がってました (^_^);;
こんなに手間取ったのには、幾つか理由がありまして・・・・・
まずは、作曲自体の難航。度々書いていた通り、この曲は「Syntax Errors」の改作だったのですが、基がマーチなだけに、基本となる構成要素が「グイグイと無理矢理推進させられる拍節感が背景にある」ことを前提に書かれているので、なかなか《通常の》楽曲にするには、主題労作に耐えられなかったりします。まぁ、ここらへんは「どう処理するか」を考えつけばクリアされることだったので、走り出したら大した問題ではなくなったのですが、前作ったときから感覚を切り替えるのに苦労しました。
次に、絶対的な作業時間の不足。私は昨年から大学に研究員として勤めさせて頂いてます。昨年は平日に一日休みがあったので自分の仕事の時間があったのですが、今年は土日以外毎日出勤しています。すると、どうしても時間が足りないんですね。空いた時間に自分の仕事をさせてもらったりもしてますが、音大だけに周囲の音が結構気になったりします。 この一ヶ月の間に、2〜3の(数、覚えてない)原稿の執筆もしてましたし。 とりあえず、先月発売されたというAKGのノイズキャンセラー付きヘッドフォンが評判いいらしいので欲しいです。でも、これ品薄なんですよね。
上記二つの理由は致し方ないことですし必要な事だからいいのですが、Finaleの謎のエラー、これにはまいりました。「Semantic Errors」は「Syntax Errors」と共通性が極めて高いので、元のファイルをそのまま転用したのですが、「Syntax Errors」はFinaleの2003で作られていました。で、私が今使っているのは2004cです。通常、古いヴァージョンで作ったファイルを開くと自動で最新のヴァージョンで開いてくれるはずなのですが、何故か「2004b」で開かれてしまいます。この現象は2004cで開いて保存し直しても継続し、ファイルの関連づけをし直しても、アクセス権を修復したりしても、とにかくダメ。
2004bで開くと何が困るか、というと、ヴァージョン違いが立ち上がると、初期設定が破壊されてしまうこと。特に高速ステップ入力に付随するスペーシングやレイアウト更新、拍数チェックや新規小節云々、といった諸々の設定を全てやり直さないといけない。他、色々なプログラム・オプションの項目の設定が変更されたことに気づかないと、かなり痛いことになります。また、2004bと2004cでは変形図形の処理の仕方に違いがあるため、フレックススラーの情報がとても変なことになる。うっかり2004bで開いた状態で保存なんかしてしまった日には、途方に暮れるしかありません。トリルの音などの入力で使っているTGツール(バンドルされているものではなく、シェアウェアで追加インストールするもの)のオーサライズは初期化されなかったのは不幸中の幸い。
他、なぜか和音の状態でのタイが、全ての音符のタイが同じ向きになってしまう、という謎の状態になってしまっていて、これを直すのもかなりの手間。特に、これが段をまたいでしまったら、トホホです。どうしても大変だったので、今回ホルンのパート譜は1stと2nd、3rdと4thがそれぞれ一段に同時収録されている、ちょっと見づらい楽譜のまま発送してしまいました。今からホルンだけは追加でパート譜を作り直そうかな・・・・・
全くもって、原因不明。いくらコンピュータのエラーをタイトルに関した曲だからって、こんなことにならなくても、いいぢゃん。O音大のT橋先生の「Macは生き物だからね〜」という言葉が頭の中で響きまくってました(笑)
ということで、何とか完成しました。割といい感じの曲になったのではないかな、と思います。
これからガレリアと東京佼成の演奏会の解説原稿も書かないと。ガレリアの第四回でやる予定の戸○○雄作品のパート譜も作らないといけないし。作曲の予定も、年内にあと3曲。でも、作曲は「La Decouverte du Feu」や「Semancitc Errors」よりはラク、かな。
でも、少し仕事の量を減らさないといけないかな、と考えてます。ちょっと一曲にかけられる時間が少な過ぎです。
といいつつ、今日はこれから、次の作曲の打ち合わせに出かけてきます・・・・・
ということで、ボチボチとサイトおよびブログの更新を再開していきたいと思ってますので、よろしくお願い致します!
こんなに手間取ったのには、幾つか理由がありまして・・・・・
まずは、作曲自体の難航。度々書いていた通り、この曲は「Syntax Errors」の改作だったのですが、基がマーチなだけに、基本となる構成要素が「グイグイと無理矢理推進させられる拍節感が背景にある」ことを前提に書かれているので、なかなか《通常の》楽曲にするには、主題労作に耐えられなかったりします。まぁ、ここらへんは「どう処理するか」を考えつけばクリアされることだったので、走り出したら大した問題ではなくなったのですが、前作ったときから感覚を切り替えるのに苦労しました。
次に、絶対的な作業時間の不足。私は昨年から大学に研究員として勤めさせて頂いてます。昨年は平日に一日休みがあったので自分の仕事の時間があったのですが、今年は土日以外毎日出勤しています。すると、どうしても時間が足りないんですね。空いた時間に自分の仕事をさせてもらったりもしてますが、音大だけに周囲の音が結構気になったりします。 この一ヶ月の間に、2〜3の(数、覚えてない)原稿の執筆もしてましたし。 とりあえず、先月発売されたというAKGのノイズキャンセラー付きヘッドフォンが評判いいらしいので欲しいです。でも、これ品薄なんですよね。
上記二つの理由は致し方ないことですし必要な事だからいいのですが、Finaleの謎のエラー、これにはまいりました。「Semantic Errors」は「Syntax Errors」と共通性が極めて高いので、元のファイルをそのまま転用したのですが、「Syntax Errors」はFinaleの2003で作られていました。で、私が今使っているのは2004cです。通常、古いヴァージョンで作ったファイルを開くと自動で最新のヴァージョンで開いてくれるはずなのですが、何故か「2004b」で開かれてしまいます。この現象は2004cで開いて保存し直しても継続し、ファイルの関連づけをし直しても、アクセス権を修復したりしても、とにかくダメ。
2004bで開くと何が困るか、というと、ヴァージョン違いが立ち上がると、初期設定が破壊されてしまうこと。特に高速ステップ入力に付随するスペーシングやレイアウト更新、拍数チェックや新規小節云々、といった諸々の設定を全てやり直さないといけない。他、色々なプログラム・オプションの項目の設定が変更されたことに気づかないと、かなり痛いことになります。また、2004bと2004cでは変形図形の処理の仕方に違いがあるため、フレックススラーの情報がとても変なことになる。うっかり2004bで開いた状態で保存なんかしてしまった日には、途方に暮れるしかありません。トリルの音などの入力で使っているTGツール(バンドルされているものではなく、シェアウェアで追加インストールするもの)のオーサライズは初期化されなかったのは不幸中の幸い。
他、なぜか和音の状態でのタイが、全ての音符のタイが同じ向きになってしまう、という謎の状態になってしまっていて、これを直すのもかなりの手間。特に、これが段をまたいでしまったら、トホホです。どうしても大変だったので、今回ホルンのパート譜は1stと2nd、3rdと4thがそれぞれ一段に同時収録されている、ちょっと見づらい楽譜のまま発送してしまいました。今からホルンだけは追加でパート譜を作り直そうかな・・・・・
全くもって、原因不明。いくらコンピュータのエラーをタイトルに関した曲だからって、こんなことにならなくても、いいぢゃん。O音大のT橋先生の「Macは生き物だからね〜」という言葉が頭の中で響きまくってました(笑)
ということで、何とか完成しました。割といい感じの曲になったのではないかな、と思います。
これからガレリアと東京佼成の演奏会の解説原稿も書かないと。ガレリアの第四回でやる予定の戸○○雄作品のパート譜も作らないといけないし。作曲の予定も、年内にあと3曲。でも、作曲は「La Decouverte du Feu」や「Semancitc Errors」よりはラク、かな。
でも、少し仕事の量を減らさないといけないかな、と考えてます。ちょっと一曲にかけられる時間が少な過ぎです。
といいつつ、今日はこれから、次の作曲の打ち合わせに出かけてきます・・・・・
ということで、ボチボチとサイトおよびブログの更新を再開していきたいと思ってますので、よろしくお願い致します!
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プロフィール
HN:
NAPP
年齢:
46
HP:
性別:
男性
誕生日:
1978/06/19
職業:
作曲家、のはず
自己紹介:
作曲家。
東京音楽大学・非常勤講師(作曲)。
NHK-FM「吹奏楽のひびき」担当。
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NHK-FM「吹奏楽のひびき」担当。
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