中橋愛生(NAPP)の不定期日記
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とある中学校よりコンクール自由曲用に委嘱されていた編曲作品を書き上げる。正確にはパート譜を作っていないのだけど、取りあえずもう進めないことに。
というのも、実はこの曲、権利関係が大変なことでも有名な作品。許諾は大丈夫そうなのだけど、正式に下りるまでにもう少しかかりそうなため、今年のコンクールでは見送ることになりそうなのだと(と、昨日連絡が入った)。なので、今年は別の曲をやって、これは来年に廻すらしい。だから、現段階ではスコアのみで十分、だろう。finale打ちなのでパート譜は必要とされれば二日あればできるし。
この曲、原曲はわざとチープな響きになるように、奇妙な楽器編成で、音の配置も鳴りにくいようにしてある(そうすることによって、ある別の目的を果たしている)。でも、それじゃコンクールでは圧倒的に不利(笑) でも、曲は依頼者の指定。 悩んだ末に、逆に派手になるように手を加えて(ついでにタイトルにも手を加えて)、その意図を逆照射することに。結果として原曲にはない音がたくさん書いてあって、ドラマティックに鳴ります。鳴れば鳴るほど虚しさを感じる、まさにコンクールの虚構を描いた編曲です(笑)
書いた楽譜はなるべくなら早く音で聴きたいのだけど、しょうがない。 ちなみに、今年の課題曲に合わせてギリギリの尺で書いているので、来年に廻すと絶対にタイムオーバーになる。カットできるポイントはあるので出来なくはないのだけど、折角全部オーケストレーションも工夫したので、切りたくはないのだけどなぁ・・・・・
あれこれ言っているヒマはなく、次の曲を書かないといけない。これもコンクール自由曲として頼まれているもの。こちらは一般バンドなので、さらに早めにあげないと申し訳ない。できれば今月中にまとめあげたいもの。
こちらは、Concert[o] March "Syntax Errors"の改作、というのを条件にされていたのだけど・・・・・ かなり前からどうしようか、と考えていたのだけど、悩みまくり。「シンタックス」のように様々な要素を一気に詰め込んで炸裂させる曲想というのは、あの長さ・あのテンポだから可能だったこと。これを7分超の作品にするのは、ちょっと不可能に近い。仮に出来たとしても、あのテンションを7分も聴かされた日には、やるほうも聴くほうもグダグダになること間違い無し。ぶっちゃけ、「シンタックス」を拡大するのは、無理。それだけあの曲の構成は強固なのです。
でも、何とかなる方法を思いついたので、それでいくことにしました。タイトルに助けられましたね。そう、「シンタックス」ときたから、当然次は「セマンティック」になるわけです。ここにヒントがあった。
しかし、こうなると「シンタックス」の原曲をそのまま使える部分というのは、1/4といったところ。6分以上、新しく書く事になるので、もうこれは事実上「改作」ではなく「新作」の作曲になります。しかも、いつもは音響的作品を中心に書いているので、全く違う傾向の作曲を強いられる今回の曲は、筆の進みも悪いでしょう。残された時間で、これは過酷。今月はもう徹夜の連続が確定。
ということで、この新作 Concert[o] Piece "Semantic Errors" が完成するまでの、あと三週間(だよね?)、blogの更新は無し、だと思います。ご承知置き下さい。
というのも、実はこの曲、権利関係が大変なことでも有名な作品。許諾は大丈夫そうなのだけど、正式に下りるまでにもう少しかかりそうなため、今年のコンクールでは見送ることになりそうなのだと(と、昨日連絡が入った)。なので、今年は別の曲をやって、これは来年に廻すらしい。だから、現段階ではスコアのみで十分、だろう。finale打ちなのでパート譜は必要とされれば二日あればできるし。
この曲、原曲はわざとチープな響きになるように、奇妙な楽器編成で、音の配置も鳴りにくいようにしてある(そうすることによって、ある別の目的を果たしている)。でも、それじゃコンクールでは圧倒的に不利(笑) でも、曲は依頼者の指定。 悩んだ末に、逆に派手になるように手を加えて(ついでにタイトルにも手を加えて)、その意図を逆照射することに。結果として原曲にはない音がたくさん書いてあって、ドラマティックに鳴ります。鳴れば鳴るほど虚しさを感じる、まさにコンクールの虚構を描いた編曲です(笑)
書いた楽譜はなるべくなら早く音で聴きたいのだけど、しょうがない。 ちなみに、今年の課題曲に合わせてギリギリの尺で書いているので、来年に廻すと絶対にタイムオーバーになる。カットできるポイントはあるので出来なくはないのだけど、折角全部オーケストレーションも工夫したので、切りたくはないのだけどなぁ・・・・・
あれこれ言っているヒマはなく、次の曲を書かないといけない。これもコンクール自由曲として頼まれているもの。こちらは一般バンドなので、さらに早めにあげないと申し訳ない。できれば今月中にまとめあげたいもの。
こちらは、Concert[o] March "Syntax Errors"の改作、というのを条件にされていたのだけど・・・・・ かなり前からどうしようか、と考えていたのだけど、悩みまくり。「シンタックス」のように様々な要素を一気に詰め込んで炸裂させる曲想というのは、あの長さ・あのテンポだから可能だったこと。これを7分超の作品にするのは、ちょっと不可能に近い。仮に出来たとしても、あのテンションを7分も聴かされた日には、やるほうも聴くほうもグダグダになること間違い無し。ぶっちゃけ、「シンタックス」を拡大するのは、無理。それだけあの曲の構成は強固なのです。
でも、何とかなる方法を思いついたので、それでいくことにしました。タイトルに助けられましたね。そう、「シンタックス」ときたから、当然次は「セマンティック」になるわけです。ここにヒントがあった。
しかし、こうなると「シンタックス」の原曲をそのまま使える部分というのは、1/4といったところ。6分以上、新しく書く事になるので、もうこれは事実上「改作」ではなく「新作」の作曲になります。しかも、いつもは音響的作品を中心に書いているので、全く違う傾向の作曲を強いられる今回の曲は、筆の進みも悪いでしょう。残された時間で、これは過酷。今月はもう徹夜の連続が確定。
ということで、この新作 Concert[o] Piece "Semantic Errors" が完成するまでの、あと三週間(だよね?)、blogの更新は無し、だと思います。ご承知置き下さい。
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プロフィール
HN:
NAPP
年齢:
46
HP:
性別:
男性
誕生日:
1978/06/19
職業:
作曲家、のはず
自己紹介:
作曲家。
東京音楽大学・非常勤講師(作曲)。
NHK-FM「吹奏楽のひびき」担当。
東京音楽大学・非常勤講師(作曲)。
NHK-FM「吹奏楽のひびき」担当。
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