なんとか

　外囿祥一郎さんに頼まれていたアンコール・ピースを書き上げる。ピアノ伴奏の小品で、タイトルは紆余曲折を経て「とっかあた」に落ち着く。
　頼まれたのは、5月に《La Decouverte du Feu》を初演して頂いたとき。締め切りは特に切っていなかったのだけど、今回急遽欲しい、とのことだったので予定を先倒しして作曲に入ることに。今月9日に福岡で外囿さんと一緒だったときにはまだ10秒しか書けていなかった（来月初演の編曲作品のパート譜作りなどで忙しかった）ため、どうなることかと思いつつも何とか完成。ちょうど大学も夏休みがあけたばかりということもあって、雑事に追われながら賞味10日ほどで書いたことになるのかな？よく間にあったもんだ・・・・・

　アンコール・ピースということもあって注文がいくつかあって、

　　１、2分位で
　　２、日本の音階を使って
　　３、皆が知っている旋律が出てくれば幸せで
　　４、ちょーぜつぎこーで
　　５、がーっといって、ぱーっと終わる、という曲。

　ということで、笑っちゃうくらい「むずかしー」派手な曲にしてみようと努力してみました。タイトル通り、技巧的なパッセージが展開するのだけど、やがてこのパッセージが対旋律となって幾つかの「有名な旋律」を疾走する、というもの。わずか2分30秒の曲なのに4/4拍子で110小節もあったりする。恐ろしー。

　ほとんどこればっかりやってたので、雑事が溜まる溜まる。色々と書かないといけない書類や文章もあるし、大学の業務も処理しないと。年内にはもう一曲、わりと大変なの（2台のEuphとPfのための作品）を書かないといけないし、まだまだ忙しいですね。もし飛び込みの仕事を打診されても、断らないといけないな、こりゃ。