中橋愛生(NAPP)の不定期日記
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「科戸の鵲巣」の練習のため、陸上自衛隊中央音楽隊にお邪魔させて頂く。こんなに頻繁に訪隊する作曲家ってのも珍しい?しかも色々立場が変わるし(笑)
フェネルの訃報の直後なので「祝典序曲」というのも、とは思いましたが、そこは気持ちを切り替えてのぞまなければ。
この曲は「遮光の反映」「シンタックス・エラー」「玻璃ぷりずむ」といった私の他のどの吹奏楽作品に比べてもダントツで難しい曲なのですが、いや、やっぱり中音さんはすごいですね。テクニック的な面での不安は微塵もありません。表現上の問題にしても、ちょっと「?」と思ったところは次の合わせでは自己修正してくれていますので、こちらから何か注文をつける必要はほとんどないわけです。下手に口を出すと結果的にそこだけデフォルメされてしまうことにもなりかねないので、意図に反していない限りは黙っていたほうがよい結果になります。プロにやって頂く合奏は、聴いているだけで勉強になります。「交響残象」の練習以来、久々の体験。あとは本番までに合奏の回数を重ねて頂ければ、とてもよい演奏に仕上げて下さるでしょう。
ついでに、一緒に演奏される伊福部昭「交響譚詩」(松木敏晃:編)の練習も見学させて頂く。必要と思われる楽器はふんだんに加え、逆に不必要な楽器は容赦なく削る、という編成が素敵。当たり前のように思われるかもしれないけれど、これがなかなか出来る事ではなかったりする。まぁ、どんな編成になっているかは当日見て頂ければ分かると思いますが・・・・・ 他にも、私の編曲には全くない発想がたくさん盛り込まれていて、実に面白かったです。松木さんの伊福部作品編曲は以前の「タプカーラ」のときもそうでしたが、作品への愛情がバシバシ伝わってくる実に素晴らしいもの。これを当日聴ける人は幸せ者ですよ。
フェネルの訃報の直後なので「祝典序曲」というのも、とは思いましたが、そこは気持ちを切り替えてのぞまなければ。
この曲は「遮光の反映」「シンタックス・エラー」「玻璃ぷりずむ」といった私の他のどの吹奏楽作品に比べてもダントツで難しい曲なのですが、いや、やっぱり中音さんはすごいですね。テクニック的な面での不安は微塵もありません。表現上の問題にしても、ちょっと「?」と思ったところは次の合わせでは自己修正してくれていますので、こちらから何か注文をつける必要はほとんどないわけです。下手に口を出すと結果的にそこだけデフォルメされてしまうことにもなりかねないので、意図に反していない限りは黙っていたほうがよい結果になります。プロにやって頂く合奏は、聴いているだけで勉強になります。「交響残象」の練習以来、久々の体験。あとは本番までに合奏の回数を重ねて頂ければ、とてもよい演奏に仕上げて下さるでしょう。
ついでに、一緒に演奏される伊福部昭「交響譚詩」(松木敏晃:編)の練習も見学させて頂く。必要と思われる楽器はふんだんに加え、逆に不必要な楽器は容赦なく削る、という編成が素敵。当たり前のように思われるかもしれないけれど、これがなかなか出来る事ではなかったりする。まぁ、どんな編成になっているかは当日見て頂ければ分かると思いますが・・・・・ 他にも、私の編曲には全くない発想がたくさん盛り込まれていて、実に面白かったです。松木さんの伊福部作品編曲は以前の「タプカーラ」のときもそうでしたが、作品への愛情がバシバシ伝わってくる実に素晴らしいもの。これを当日聴ける人は幸せ者ですよ。
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昨日、今日と京都の龍谷大学へお邪魔させて頂きました。
昨日は私の指揮で「玻璃ぷりずむ」の練習。私は演奏指導とか、そういうことはぜ〜んぜん出来ない人なので、ひたすら曲の構造を説明したり、楽譜を一部改訂したり、という内容でやらせて頂きました。しかし、みんなよく私のあんな棒でついてこれるなぁ、と感心しきり。
今日は若林先生の指揮で「玻璃ぷりずむ」と「軽騎兵」(私の編曲版)の練習。やっぱ、若林先生の棒だと音楽が生き生きとしてます。「玻璃ぷりずむ」も熱い熱い。炸裂系・ノリノリ系の曲なので、龍大のみんなには合ってる、と自分では思ってます。
いや、実に本番が楽しみです。
昨日は私の指揮で「玻璃ぷりずむ」の練習。私は演奏指導とか、そういうことはぜ〜んぜん出来ない人なので、ひたすら曲の構造を説明したり、楽譜を一部改訂したり、という内容でやらせて頂きました。しかし、みんなよく私のあんな棒でついてこれるなぁ、と感心しきり。
今日は若林先生の指揮で「玻璃ぷりずむ」と「軽騎兵」(私の編曲版)の練習。やっぱ、若林先生の棒だと音楽が生き生きとしてます。「玻璃ぷりずむ」も熱い熱い。炸裂系・ノリノリ系の曲なので、龍大のみんなには合ってる、と自分では思ってます。
いや、実に本番が楽しみです。
今日は「科戸の鵲巣」の楽譜受け渡し日。陸中音のTさんとMさんと夕方に待ち合わせをして、曲に関するミーティングを持ったあと、お食事。あれこれとお話をしていて、寝不足+アルコールのためにハイテンションになったのか、訊かれるがままにA.リード論など滅多に喋らないことを語る、語る。楽しかったです。
「科戸の鵲巣」に関しては、忘れないうちに作曲中の心境などを書き留めておこう。 Finaleで楽譜が完成する曲は、手書きと違って「完成日」をいつにするかが いまいち自分の内で判然としない(連続してパート譜を作ったりもするので)。今回は楽譜を渡した今日を完成日とすることにしよう。それにしても今回は作曲中(それも終盤)での周囲の人々の気遣いがとてもありがたかったです。感謝です。
息をつく暇はなく、次は急いで龍大のための「玻璃ぷりずむ」にかからねば。そろそろ佼成の楽曲解説も書き始めないといけないし。まだまだ寝不足の日は続きそうです。
「科戸の鵲巣」に関しては、忘れないうちに作曲中の心境などを書き留めておこう。 Finaleで楽譜が完成する曲は、手書きと違って「完成日」をいつにするかが いまいち自分の内で判然としない(連続してパート譜を作ったりもするので)。今回は楽譜を渡した今日を完成日とすることにしよう。それにしても今回は作曲中(それも終盤)での周囲の人々の気遣いがとてもありがたかったです。感謝です。
息をつく暇はなく、次は急いで龍大のための「玻璃ぷりずむ」にかからねば。そろそろ佼成の楽曲解説も書き始めないといけないし。まだまだ寝不足の日は続きそうです。
「科戸の鵲巣」の、音符はFinaleに入力完了。あとはディナミクスやアーティキュレーションを入れて、位置調整をして、パート譜を起こし、レイアウトを整えれば終了。結局金曜日に楽譜をお渡しするギリギリにあがるかな、というところか。思ったよりもはるかに時間をかけてしまった。曲自体の長さも当初の予定の5分が、約9分に。技術的にもかなり難しい曲。
困った事に、いくつかのパートのパート譜で「めくれない」ことが判明。「遮光」と同じくパートの分割数が不定のため、パートスコアのような形になっているのが原因なのだけど、とにかく8ページ近くも めくれない。切り貼りしてもらうしかないかな、これは。
ちなみに初演は12月16日の予定だそうです。
困った事に、いくつかのパートのパート譜で「めくれない」ことが判明。「遮光」と同じくパートの分割数が不定のため、パートスコアのような形になっているのが原因なのだけど、とにかく8ページ近くも めくれない。切り貼りしてもらうしかないかな、これは。
ちなみに初演は12月16日の予定だそうです。
作曲家には大雑把に分けると「アレグロ書き」と「レント書き」がいると思う。で、私は自分ではアレグロ書きだと思っている(の割りには高評価なのは遅い部分の方が多いのだけれども)。だから、私の曲は速い部分があって、結果として音符の量やページ数がけっこう多い方だと思う。で、よく冗談で「音符あたりの単価が安い」とか言う。
ちょっと真面目に考ると、「こんなに書くのは大変だったね」と言われるのはちょっと違うのだろう。確かに書き上がった結果としての音符の量は遅い曲よりも速い曲のほうが多い。でも、考えているときの音符や休符の音楽的「密度」は、やはり遅いときのほうが高いように思う。だから、「速い部分を3分ぶん書く時間」と「遅い部分を3分ぶん書く時間」は実は基本的には対して変わらなかったりする。で、どちらを得意とするかによって、若干違いはある。「ノリ」というと語弊があるが、楽想がスムーズに浮かぶかどうかの違い。そして、自称アレグロ書きの私に関して言えば、速い部分のほうが圧倒的に筆の進みが早い。
連休中、ず〜っと家にこもって書いていた結果、やっと遅い部分(のピアノスコア)が書き上がる。五線紙にしてわずか5ページというこの部分を作るのにどれくらいかかったろうか。でもやっと、アレグロ(というか、プレスト)に入れる。長かった〜。
ついでながら、私の曲は、遅い部分にやたらと要素を凝縮させておき、続く速い部分でそれらを分散して引き延ばす、という構造を取ることが多い。今回の曲もそう。だから要素にも困らないから、一気に書ける、かも(希望的観測とも言う)。
とりあえず、気分を切り替えるために、今日はもう休もう。ちょっと疲れた。近くの呑み屋さんに行こう。そうしよう。
・・・・・この曲、最後にも遅い部分を予定している、というのは内緒。(誰に?)
ちょっと真面目に考ると、「こんなに書くのは大変だったね」と言われるのはちょっと違うのだろう。確かに書き上がった結果としての音符の量は遅い曲よりも速い曲のほうが多い。でも、考えているときの音符や休符の音楽的「密度」は、やはり遅いときのほうが高いように思う。だから、「速い部分を3分ぶん書く時間」と「遅い部分を3分ぶん書く時間」は実は基本的には対して変わらなかったりする。で、どちらを得意とするかによって、若干違いはある。「ノリ」というと語弊があるが、楽想がスムーズに浮かぶかどうかの違い。そして、自称アレグロ書きの私に関して言えば、速い部分のほうが圧倒的に筆の進みが早い。
連休中、ず〜っと家にこもって書いていた結果、やっと遅い部分(のピアノスコア)が書き上がる。五線紙にしてわずか5ページというこの部分を作るのにどれくらいかかったろうか。でもやっと、アレグロ(というか、プレスト)に入れる。長かった〜。
ついでながら、私の曲は、遅い部分にやたらと要素を凝縮させておき、続く速い部分でそれらを分散して引き延ばす、という構造を取ることが多い。今回の曲もそう。だから要素にも困らないから、一気に書ける、かも(希望的観測とも言う)。
とりあえず、気分を切り替えるために、今日はもう休もう。ちょっと疲れた。近くの呑み屋さんに行こう。そうしよう。
・・・・・この曲、最後にも遅い部分を予定している、というのは内緒。(誰に?)
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プロフィール
HN:
NAPP
年齢:
46
HP:
性別:
男性
誕生日:
1978/06/19
職業:
作曲家、のはず
自己紹介:
作曲家。
東京音楽大学・非常勤講師(作曲)。
NHK-FM「吹奏楽のひびき」担当。
東京音楽大学・非常勤講師(作曲)。
NHK-FM「吹奏楽のひびき」担当。
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