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中橋愛生(NAPP)の不定期日記
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 秋葉原へ買い物に。ここに買いにくるのはずいぶん久し振り。

 まずはCDを漁りに。実は秋葉原では珍しいCDが手に入ることが多かったりする。海外の現代モノや、廃盤になった吹奏楽のCDなんかは案外ここで買えちゃったり。今回はEMIの買いそびれていた音源の入った吹奏楽CDを数枚購入。珍しいところでは「etcetera」というレーベルからネーデルラントウインドアンサンブルが出しているバートウィスルのCDなんてのも。これには木管五重奏・金管五重奏と3人の打楽器奏者、という13名によるアンサンブル曲「Verses」(1968/69)なんて曲が入ってます。
 それにしても、最終購入日から2年間有効のはずの石丸電気のポイントカードが失効していたくらいだから、ずいぶんと来てなかったんですね。

 あとは、Mac関連の「装備」を物色。とりあえず欲しかったbluetooth接続のマウスを購入。しかし、少ないですね、青歯。選択の余地無しな感じ。USBポートを節約するために青歯にしようと思ったのだけど、握った感触が心もとない気もする。しばらく使ってみて馴れたらよし。ダメそうだったら大人しくUSBワイヤレスにするか・・・・・
 何気なくディスプレイを物色していたら、外付けHDで有名なラシーから20インチの縦型にもなるディスプレイ、なんてものが出ているのを発見。
http://www.lacie.co.jp/product/color_solutions2.html
 へ〜、こんなのあるんだ、知らなかった。Macに繋がってたので、デュアル・ディスプレイをいぢって遊んでみたけど、いい感じ。finaleでスコア書くときにいいかも。でも、これをやるためにはPivot対応にするためにOSをtigerに上げないといけない。う〜ん、それはちょっとなぁ・・・・・値段も約8万円もするし、ちょっと様子見。

 やっぱりたまには時間を作って外の市場を眺めなておかないといけないな、と思った今日この頃でした。
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「セマンティック・エラー」の追加分の打楽器ソリを昨晩作り終わったので、今日からはファンファーレの作曲に入ることに。結局、タイトルは

  ブラス・アンサンブルのためのフラリッシュ「サルムの光」

 に決定。全部で10名によるブラス・アンサンブルのための小品。

 で、今回からfinale2005で作成することに。長年の苦労だった「連符の桁(数字括弧)」が改善されている、との話だったので、待望のヴァージョンアップ。ちょっといぢってみたところ、だいぶ頭がよくはなっているものの、まだ完璧ではない様子。「八分休符+四分音符」という三連符では、相変わらず四分音符寄りの括弧が短い。スペーシングをフォントではなくEDUで計算してくれればいいのに・・・・・でも、それ以外の点は改善されているので、かなり楽になるのは間違いなさそう。
 「セマンティック」作成中に発生した「旧バージョンへ関連付けされる」という謎の現象(古いバージョンで作ったファイルをダブルクリックで開くと発生する)は相変わらず発生するものの、どうやら2005は初期設定は旧バージョンと別に作っているらしく、うっかり発生させてしまってもダメージはなし。解消、とまではいかないものの、気分的にはかなり楽に。
 これで、あとは「点線タイ」と「装飾音(連桁の場合)のスラッシュ」が簡単にできるようになればいいのになぁ、と思ってみたり。

 で、実際に作曲に使うには、もう一段階踏まないといけない、のかな。というのは、アーティキュレーションの位置設定などが、旧バージョンのライブラリを使っても微妙にズレてしまうっぽい。これを機に、一回ライブラリを作り直さないといけないか。でも、まぁ、一回作れば今後二年間は有効に使えるだろうし、とりあえず基本的なものだけ作っておけば、後は他の曲を作るうちにライブラリも増えてくるでしょう。そういう意味でも、今回は短いファンファーレでよかった、と思う次第。

 そんなこんなで、この土日は初期設定のようなもので費やすことになりました。あと一週間で完成できるのかな?
 携帯からだったので、写真だけの記事になってしまっていて、当事者以外にはよく分からないBLOGでした(笑)

 16日と17日の二日間、龍谷シンフォニックバンドの練習立ち会いのために京都へ行ってきました。龍谷大学のOBバンドであることバンド、大学同様にとても居心地がよくて大好きです。今年は私の曲を自由曲にして下さるとのことで、見学にお邪魔した次第。
 16日は19時から2時間、17日は15時から21時まで、ほぼみっちり練習。で、私も棒を振ってみたりなんかするわけですが・・・・・う〜ん、私はプレイヤーではないので、「効果的な練習法」なんて知らないんですね。私にできることは、曲の構造を「説明する」程度。結局ウンチクを並べ立てるだけに終始してしまったようにも思え、反省しきり。実践的なバンド指導法なんかも覚えたほうがいいのかなぁ、なんてのも考えてしまいます。理論のない演奏はダメだと思うけど、理論だけの演奏はもっと堪え難いものがありますからね。どこでバランスを取るのか、それは指導に当たる人間の問題でしょう。この時期の貴重な集中練習の大部分を私の合奏が占めたわけなのだから、もっと効率の良い練習に出来たらよかったのに、と思わずにはいられません。(と、これはどんなバンドの練習に立ち会っても毎回感じては改善できないで無力を感じることなのですが)

 この時期、京都は祇園祭の真っ盛り。折角なので、と17日のお昼どきに団員さんに連れて行ってもらって山鉾の巡行を見物。いや、実に面白かったです。団員のOさんに「へぇ」を連発しつつ、堪能。写真はそのときに撮ったものです。Oさんの他、ご同行して下さったMさんとKさんも有り難うございました!
 ちなみに何故「擬音」まつりかと言うと、それは今回の私の曲の中に・・・・・

 18日は作曲家では最も仲の良い友人、酒井格さんとデート(笑) 酒井さんの車に乗せてもらい、途中で龍谷シンフォニックバンドのクラ奏者JUNKOさんと、龍谷大学のトレーナーであるMさんも加わり、龍谷大学の新しい練習場に遊びに連れてってもらいました。詳しい様子はコチラ(と、他力本願)
http://blog.livedoor.jp/ismusic/archives/28559471.html
 私はもっとピアノを弾けるようにならないとイカンですね。ちなみに酒井さんはいっぱい自作をピアノで披露して下さったのですが、これが実に見事!特に「森の贈り物」ピアノ版が実に感動的。すごい・・・・・
 ちなみに龍谷大は9月9日にアクロス福岡で演奏会をやるのですが、そこでは私の「玻璃ぷりずむ」もやって下さるそうです。九州の方は是非聴きに来て下さい!

 京都から戻ってからは大忙し。20日には大学の「作曲法」という夏期集中講義を担当したのですが、何せ準備が不足。19日に急いで配布物をコピーしたりレジュメを作成したりしたのですが、結局音源などを作成するのに手間取り、準備がなんとか形になったのは当日の朝6時半。寝不足の状態で講義に挑みました。この講義、管打楽器専攻生に対して、この暑い中なんと四時間もぶっ続けで(と言っても途中で休憩は挟む)講義しないといけない。やる方も聴く方も集中力は持ちません (;^_^A 折角の管打専攻生対象だったので「吹奏楽のオーケストレーション」というテーマでやったのですが、ペース配分を間違えたのか殆ど音楽史的な内容に終始してしまい、実践的な部分が中途半端になってしまいました。最初は「絶対時間が余る」と思っていたのに、やってみたら全然時間が足りない。う〜ん、もっとポイントを絞るべきだったか・・・・・
 余談。とりあえずスパーク「ドラゴンの年」(三楽章)を例のブリタニアビルディングソサイエティによる1992年の演奏で聴かせるとやっぱり食いつきがいいことが証明されました(笑)

 で、それが終わった谷間の木・金では、ちょっと身体を休めつつ書類の作成。今度、「シンタックス・エラー」と「抒情小曲集」を出版して頂けることになったので、それ関係。あと、溜まったメールの処理とか。

 土・日は龍谷シンフォニックの練習で追加することになった部分の楽譜を書くことと、次の作曲(1分ちょいのファンファーレ)の構想に専念することにして、来週は大学の夏期受験対策講習会、それが終わったら「管打合奏セミナーMM」の原稿作成と佼成ウインドの解説執筆、と続きます。

 まぁ、でも大分ラクになりました (^ ^ゞ
 今日はうちの大学の吹奏楽団(東京音楽大学シンフォニックウインドアンサンブル)の定期演奏会・・・・・だったのですが、授業の関係で聴きに行けず。残念。 でも、終演後に芸劇で待ち合わせて、今年度の課題曲作曲家として招待されていた松尾善雄さん、高橋宏樹さん、佐藤俊介君、さらに佐藤君の高校の先輩君、松尾さんの奥様、ごいんきょさん、来年度課題曲5の作曲者K君と食事に。近況を報告しあって、歓談しました。

 やっとこさガレリアウインドの第三回定期の解説も書き終わる。が、規定の文字数を大幅(1.5倍)オーバー。多分、かなり削らないといけないのだろうなぁ、と思いつつ校正に入ることにします。今回は何と言ってもホルスト「1組・2組」という金字塔に対してどうアプローチすべきか、ということに頭を使いました。考えれば考える程、吹奏楽の「現場主義」が浮き彫りになるこの曲、危険です。かなり攻撃的な文章になってますので、ぜひ演奏会に来てプログラムを手にしてください(笑)
 他、今回のメイン、ゴードン・ジェイコブ「祝典のための音楽」は実に興味深い曲。金管合奏と吹奏楽が対置される古典組曲的なこの作品は、《偉大なる保守派》の真骨頂。調べれば調べる程、「ウィリアム・バード組曲」などの教育的作品の影に隠されたこの作曲家の本当の姿は、日本ではあまり知られていないのだなぁ、と痛感します。総演奏時間が30分を超えるこの大曲、かつてEMIから発売されていたCDでは実は数曲がカットされているので、全曲版を耳にしたことがある人は少ないはず(海外版でCDは出ていないことはないのですが)。ちなみにこのゴードン・ジェイコブ、作曲学習者にはオーケストレーションの本の著者「ゴードン・ヤコブ」という誤った読み方のほうが馴染みがあると思います。

 今月はかなり忙しくて、来週水曜日にある大学の夏期集中講義の準備もしなければなりません。これは大学3年生に対して「作曲法」という集中講義を行う、というもの。私は今回は管打楽器専攻生に対して4時間連続の授業を担当しています。何をやろうか、と考えた末に、今回は「吹奏楽の編曲法」という授業にすることに。せっかく管打専攻生対象なのだから、将来役に立つ内容にしようかな、と。しかし、準備が大変。今週末は土曜から月曜まで京都に行かないといけないので、準備期間が実に短い。でもその前に大学の仕事で調べないといけない事項も一件。うわぁぁぁ・・・・・
 で、それが明けると、掲示板にも案内が出ていた「管打合奏セミナーMM」の原稿締め切りも今月中。
 来月半ばにはファンファーレの作曲締め切りと、東京佼成ウインドオーケストラの定期演奏会のプログラム解説も控えているし・・・・・

 夏休みの間に、どれだけ予定の仕事を先行して処理できるかが肝ですね。大変だ、コリャ。
 先日、三鷹市芸術文化センター「風のホール」で私の新作「風に寄せて」の初演がありました。合唱曲を音にするのは初めてだったので、私もドキドキしながらの演奏会。
 初演はなかなかよかったと思います。練習の時は正直、ディナミクスレンジの幅の狭さが気になっていたのですが、本番ではかなり幅のある演奏でよかったと思います。ほか、全ての面で本番の演奏が一番よかったですね。あちこちにソロのある曲なのですが、なかなかチャレンジャブルな(笑)音域設定の、お世辞にも簡単とは言えないソロを、本番では歌い切ってくれていました。ソリスト各位に感謝。

 曲としては三和音を基調として、様々な特殊唱法も時折交える、というもの。得てして現代音楽的な世界に馴れていない人たちに歌ってもらう、ひいては現代音楽的な世界に興味を持ってもらうにはどうしたらいいか。そういうことを考えながら書いた曲でした。
 「現代音楽は聴衆を無視している」というのは全くの出鱈目であると思うのですが、確実に言えるのは、多くの現代作品は「アマチュアの奏者を無視している」ということ。高度な技術を要する特殊な奏法というのは、演奏する機会をアマチュアから奪ってしまうものになりかねない、というのはあまり問題にされないことです。しかし、この種の音楽への興味を誘うには、実は聴いてみるよりはやってみることのほうが近道だったりするわけです。もっとも、技術的制限が音楽的内容に影響を及ぼしてしまってはいけないのですが。
 で、今回はそれほど難しくない範囲で特殊な奏法や拍子、リズム、不確定性などを取り入れつつも、要所要所は三和音で収める、という作品にしてみたわけです。もっとも、三和音の連続、とは言っても、その連結は特殊なものではあったのですが・・・・・ ともかく、「入門編」としてはよい作品に仕上がったかな、と自賛しています。団員の皆さんも全員ではないと思いますが、この種の音楽を気に入って頂けたようで、嬉しかったです。
 「アマチュアでできる現代音楽」を開拓していかないと、音楽界を支える底辺は存在しえない。そのことを強く考えた今回の演奏会でした。

 合唱を書く、ということに関しては、とにかく「日本語の処理」の問題を私なりに考えてみました。日本語のイントネーションに則して音の上行・下行を処理する、というのは基本なわけです。しかし、既存の合唱曲を見てみると、コラール的な部分になると上声部は確かにそのルールを遵守しているのですが、バスがそれに反行するために、その声部ではイントネーションが崩壊している、というものが少なくありません。全声部において自然であること。これが今回の課題でした。
 終わってみて強く感じたのは、日本語での合唱曲(それも無伴奏)で、「アレグロを書く」ことの難しさでしょうか。むやみな単語の反復は避けないといけないのは勿論ですし、器楽的な感覚で書くと、どうも上手くいかないんですね。ここらへんは今後の研究課題になりそうです。

 そのうち、また合唱曲を書いてみるのも面白そうだな、と思いました。まだまだやってみたいこと、ありますし。

 蛇足ながら、合唱の打ち上げには初めて参加しましたが、吹奏楽と違った雰囲気で面白かったです(笑) そうか、「らいちゃり」(Ride the Chariot)、ね。いつでもどこでも合奏ができる、というのは、最大の強みなのかもしれません。
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プロフィール
HN:
NAPP
年齢:
46
HP:
性別:
男性
誕生日:
1978/06/19
職業:
作曲家、のはず
自己紹介:
作曲家。
東京音楽大学・非常勤講師(作曲)。
NHK-FM「吹奏楽のひびき」担当。
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